Memo

米長邦雄羽生善治『勉強の仕方』(220頁より)
 羽生さん
 “将棋には、ある意味で“狂気の世界”の部分があると思うんです。そういう世界というのは一度入ったら二度と戻ってこれないから、ちょっと行くのは躊躇する。ただ入り口があるのはわかるんです。見えている。そこに入るともう二度と出てこれないという怖さがあります。
 だから目一杯アクセルを踏み込んで“狂気の世界”を駆け抜けるということも不可能ではないと思いますが、一度、その中に入ったら戻ってこれない。私はそういう世界に入りたくはありません。
 だから、将棋が人生のすべてだとか、全人格を賭けた戦いだというふうには考えず、一つの技術だと思っています。将棋における人生と、日常生活での人生とをドライに割り切っていくほうがいいというか、自分に向いている気がします。”
*té → http://bit.ly/13GEPh

米長邦雄・羽生善治『勉強の仕方』より

「笑えるときに笑え、いずれ泣くときが来ると升田先生は言いました。同時に負けて笑える幸せと、勝っても不幸になる人生があることを知らねばなりません」(81頁)
 いい言葉。心に留めておきたい。
 *手嶌葵 “流星” → http://bit.ly/mXRGfa

Life is always on the edge of death.

 人生の航路は複雑系であり、カオスそのもの。
 自分がとった一つの行動が、らせん状に次の行動を引き寄せていく。日常がいかに深遠であり、ひとつひとつの選択や行動がどれほど大切であるか。
 周囲の状況も含め、今自分がここに居ることは決して偶然じゃない。自分で引き寄せたもの。
 歳月を重ねて気づくこと多々あり候。