2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

春が来ました。

福岡は梅が咲きました。 春が命を広げてくれるようで、虫もでてきたし、娘は意味もなくへんな円を描いて走っているしで、いい季節です。あたたかさと春の光の角度が、世界をやさしくしているのかな。 また来た春。何度でもやり直し、続けていこう。 ハンバー…

九州

神話の舞台でもあり、神楽が今も受け継がれ、装飾古墳が点在し、原爆が落とされ、MINAMATAが起き、大地が燃えている(→http://bit.ly/fMDoAF)島は、九州を他にない。土地の歴史と大地・海の力を内包する、人間の物語をいつかつくりたい。この島に生まれた人…

自我滅却→無私→生命そのもの、宇宙そのものの流れへ

小林秀雄さん “並外れた意識家でありながら、果敢な実行家でもある様な人、実行するとは意識を殺すことである事を、はっきり知った実行家、そういう人は、まことに稀れだし、一番魅力ある実行家と思える。考える事が不得手で、従ってきらいで、止むを得ず実…

日々の修練と地味な積み重ねを通してしか、見えない流れ、感じられない何かがこの世界にはある。与えられ、横たえられた命を空と大地の間に立たせ、世界と相目見えようと思うのならば、自らによってだ。

白川静さん “「命を知る」とは、与えられた命を自覚し、それに対応するということであろう。天命は自己の実践的な修為を通じて自覚される。単に所与的なものでなく、自己の行為を媒介として自覚されるのである。孟子の尽心下に 殀寿貳はず、身を修めて以て之…

傷つく⇔愛する

素直に人を愛すること、それ以上大切なことないと思う。 たとえ愛することで誰かを傷つけたとしても、皮肉じゃなくて素直に人を愛した上でなら、たとえ時間がかかったとしても、その傷は愛になるはず。その愛は伝わるはず。そう思う。 愛するって本当に難し…

静かに歩みよる意志と勇気を

自分可愛さからなのか、偉いという思い上がりがあるからなのか、自分が立っている場所から一歩も動こうとせず、あれこれ分析したり、指示を出す大人がいる。 傷つくことが怖いからなのか、自分のことはその言葉の中には入れずに、他人のことを悪く言う大人が…

無題

「自然の前に立って、わしは、物知り顔でいるよりは、むしろ馬鹿でいたい。行き止まりであるより出発点でありたい」 アリスティード・マイヨール (氷見野良三『マイヨール』、『風の旅人』6号130頁より孫引)

鶴見俊輔『かくれ仏教』より

“私は学問を通して仏教とはどういうものか分かった。それを教えてくれた人は、インド人のアーナンダ・クーマラスワミーです。彼の『ブッダ伝』を読んだら、ブッダの教えについて、こう書いてあった。「汝自身を灯火とせよ be a light to yourself」と。その…

山田洋次監督 民子三部作

『家族』『故郷』『遥かなる山の呼び声』の民子三部作を観る。 人間を深く深く描くことで土地そのもの、場所そのものをも描くことができることを思い知らされる。人間は山をも海をも宇宙をも内包する自然の命なのだ。 写真もそうだと思うけど、映像ってホン…

“彼と彼女のソネット” と “歓喜の歌” を。

→http://bit.ly/7blctr →http://bit.ly/fhxTp5

William Blake - Auguries of Innocence -

To see a world in a grain of sand, And a heaven in a wild flower, Hold infinity in the palm of your hand, And eternity in an hour. A robin redbreast in a cage Puts all heaven in a rage. A dove-house filled with doves and pigeons Shudders h…