2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『クレーの日記』(39頁)より

虚しい空間のなかに浮かぶのは、ただ私の脳、茶色いしみ。そして詩が生まれた。言葉にして出すことで痛みは確かに和らいだ。一九〇〇年の夏もこれでまったく無駄な苦しみに終わったわけではない。これでも私の一部を別の形に移すことができたのだから。

のユリイカ

素直に人を愛することができている限り、人生が突きつけてくる困難の多くは乗り越えられると思う。 素直にそう思えた夏のはじめ。

『クレーの日記』(20頁)より

高いばかりで裾野のない山。

『クレーの日記』(21頁)より

ぼくのあくびの誠実なことといったら!

『クレーの日記』(53頁)より

私はすべてに愛を込めた。私にはそれができた。それこそ私の天分だった。

『クレーの日記』(35頁)より

ユーモアはすべてを乗り越える助けとなる

『クレーの日記』(22頁)より

狙うのは危険だ。

『クレーの日記』(54頁)より

毎日がひとつの人生

ドウス昌代 『イサム・ノグチ』より

“ブランクーシは、仕事中にイサムの心が瞬時でもさまようのを許さなかった。「窓の外に気をとられるな、やっていることに集中しなさい」とすぐ声が飛んだ。 「最初だからこそできるものを大切にせよ。はじめから破棄する試作としてものをけっして作るな。い…

多田富雄 歌占

死んだと思われて三日目に蘇った男は 白髪の老人になって言った 俺は地獄を見てきたのだと そして誰にも分からない言葉で語り始めた それは死人の言葉のように頼りなく 蓮の葉の露を幽かに動かしただけだが 言っているのはどうやらあの世のことのようで 我ら…

無題

心して善良であれ。

初代 高橋竹山 即興曲“岩木”

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