目指す仕事の方へ

 鶴見良行さんと星野道夫さんの間のような仕事がしたい。畏れ多いことかもしれないが、20代初めに目指して以来、その気持ちに揺らぎはない。
 まだはっきりと言葉にできないのだけれど、その仕事とは、アジア的つながりの中で日本をとらえ、世界の辺境としての日本の可能性を掘り起こすことだ。
 食っていくための仕事をきちんと確保しながら、二人の遺志を継ぎ、未来につながる仕事がしたい。
 修業時代は終わり。これからが本番である。今までお世話になった人への感謝を込めて、何としてもやり遂げねばならぬ。