司馬遼太郎『21世紀に生きる君たちへ』を生きる時代

『・・・むかしも今も、また未来においても変わらないことがある。そこに空気と水、それに土などという自然があって、人間や他の動植物、さらには微生物にいたるまでが、それに依存しつつ生きているということである。
 自然こそ不変の不変の価値なのである。なぜならば、人間は空気を吸うことなく生きることができないし、水分をとることがなければ、かわいて死んでしまう。
 さて、自然という「不変のもの」を基準に置いて、人間のことを考えてみたい。・・・』
 抜粋になってしまうが、ここで司馬さんが語る全文が、私たちが今生きて、これから生きる21世紀なのだろうと思う。それは、過去につながる未来であり、「人間の生き方の基本」なのだろう。
甲本ヒロト“桜のころ” http://bit.ly/Y6Ki