失敗やミスをした後にこそ、そいつの(自分の)人間性が出る。

 失敗やミスをしたときこそ、自分の人間性が試されていると思っている。ミスをしたことを相手の所為にするのか、しっかり受けとめた上で相手にも納得いく形で着地点を見いだす努力ができるのか、そこにそいつの(自分の)人間性のすべてが出る。上手くいっているときは誰がやっても上手くいく。大事なのは上手くいかないときにどうするかであり、面倒なことや誰もしたがらないことをすすんで、肯定的に受けとめながら仕事ができるかどうか。
 汚い仕事をきれいにこなせる人こそ大人だと思うし、立派な人だと思う。子どもはそういう大人の姿を敏感な目でしっかり見ている。教えることはしなくとも、背中というか生き様を通して、子どもが自分なりに感じてくれればそれでいいんだ。そして、歳を重ねることがそんなに悪いことではないんだと思ってくれれば、もっといい。戒めをこめて、子どもの目に敏感でありたい。